- 古着屋歴:4年2ヶ月
- 最高月利:32万円
- 平均月利:20万円
- メルカリ(フォロワー):1670
- BASE(フォロワー):1930
※2025年1月現在
- 古着転売のしーなって何者?
- なんだか怪しいけど信用できるの?
- 本の内容は実際どうなの?
この記事はこれらのお悩みを解決します!
突然ですが、あなたは”しーな”という方をご存知ですか?
ネットで古着転売について検索すると、必ずと言っていいほど出てくる名前です。
この記事を読んでいるあなたは、きっとこう思っているでしょう。
私自身コンサルや塾を利用しておらず、正直このような人は本当に信用できるのか?と思っていました。
そこで本記事では、しーなさんの書籍『メルカリでできる最強の副業:古着転売だけで毎月10万円』の内容を、現役古着せどらーである私がレビューします!
本記事を読めば、しーなさんの著書が信用あるものなのかがわかります。
目次
そもそも”しーな”って何者?
本記事の内容は動画でも説明しておりますので、文章より動画のほうがいい!という方はぜひご活用ください。
出典元:Twitter
まず始めに、本の著者であるしーなさんがどんな人物か簡単にまとめました。
- ビンテージバイヤーカレッジの運営者
- 過去2,500人以上にアドバイスしてきた実績あり
- マーケティング会社を経営し年収3,000万超え
- ブログやYoutubeだけでなく書籍も2冊出版
- もともとブラック企業に勤務
実績を見るとめちゃくちゃすごい方ですが、本当に信用できるのでしょうか?
本記事ではしーなさんの書籍の内容について、どのようなことを言っているのか、本当に信用できる内容なのか、を徹底解説していきます。
0章 そもそも古着転売とは
ここでは、古着転売に関する基礎知識が紹介されています。
以下、内容を簡単にまとめました。
- 売り方やマーケティングを学べる
- ライバルが少ない
- アフィリエイトと比べて稼ぎやすい
この中でも気になった項目について、私なりに解説していきます。
①マーケティングを学べる
まず最初にこの本を読んでて思うのは、ある1つの強いメッセージが軸にあることです。
それがマーケティングです。
しーなさんは本章だけでなく、本書全体で以下のように述べています。
ではなぜマーケティングが重要なのか?
しーなさんが言うには、以下の理由だそうです。
- 色々な商売に応用できるから
- 一生食いっぱぐれないためのスキルだから
正直、マーケティングを軸に話を進めている時点で、ただの古着転売のノウハウ本ではなさそうと思いました。
なぜなら私自身も、古着転売にはマーケティングのノウハウが必須だと思うからです。
古着転売は商品が一点物なので定価がありません。
例えば、同じ商品を1,000円で売る人もいれば5,000円で売る人もいます。
一冊を通してマーケティングの重要さに触れており、この意見には私自身も同意しました。
②ライバルが少ない
しーなさんは本章で、以下のように述べています。
ブルーオーシャンとはつまり、競合が少ないビジネスだということです。
その理由として、古着にはバーコードがないことを挙げています。
Amazon転売はバーコードによって平均売値が簡単にわかるので、高値で売れる商品には多くの人が飛びつきます。
一方で古着転売はバーコードがないため、高値で売れるかはその人の腕次第になります。
つまり初心者にとっては少し参入の壁が高く、なかなかライバルが増えにくいということです。
私自身メルカリを利用しており、古着転売のアカウントは最近増えてきたなという印象です。
しかしAmazon転売やプログラミングなどと比較すると、まだまだ競合の少ないビジネスであることには間違いありません。
③アフィリエイトより稼ぎやすい
しーなさんは本章で以下のように述べています。
確かに古着転売は結果が出るまでが比較的速いです。
その日に仕入れた古着がその日のうちに売れる、なんてことも珍しくありません。
しかし、コツコツ記事を溜めるアフィリエイトやブログと比べるのは少々畑違いかなとも思いました。
とは言え、稼ぎやすい=結果が出るのが速いと定義するのであれば、古着転売の圧勝であることには間違いありません。
※『月利100万』は真意不明
ちなみに、しーなさんは本章で以下のように述べています。
正直、この部分について私は「?」というのが本音です。
なぜなら、副業レベルの古着転売で月利100万を稼ぐのはかなり厳しいからです。
後ほど触れますが、本書では2,500~5,000円の値段帯で古着を販売することを推奨しており、特別ハイブランド転売などは勧めていません。
仕入れ値が1,000円程度だとすると、一着あたりの利益は2~3,000円。
そのため、月利100万に到達するには単純計算で300~500着販売する必要があります。
もし本当なのであれば、オンラインストアの他店舗運営、高単価商品の取り扱い、古着卸事業や情報商材、コンサル料などの利益も加味されていると考えられます。
どのような意図で書かれた内容かはわかりませんが、月利100万円という数字にはあまり惑わされないようにしてください。
興味のある方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
1章 古着転売の流れと事前準備
次に、1章は古着転売のビジネスモデルやマインド部分がメインです。
以下、簡単に内容をまとめました。
- 仕入れ前にいくらで売れるかを確認しよう
ここでは、特に重要な『仕入れ前にいくらで売れるかを確認しよう』について簡単に解説します。
仕入れ前に重要な商品リサーチ
しーなさんは本章で以下のように言っています。
確かに古着転売において、商品リサーチはめちゃくちゃ大事なステップです。
まずは、お客さまがどんな古着を欲しがっているのかを理解することから始めましょう。
商品リサーチについては、以下の記事にて詳しく解説しています。
またしーなさんは本章で、こんなことも言っています。
正直、ここは信頼できるポイントだなと思いました。
なぜなら私もそのくらいの値段で販売しており、経験上最も売れやすい値段帯だからです。
メルカリには法外な値段で古着を売るアカウントが一定数存在しますが、本書にはそのようなノウハウは記述されていませんでした。
2章 どんな古着を誰に売るか
続く2章は、顧客理解や商品知識などのマーケティングに焦点を当てた内容です。
以下、簡単にまとめました。
- 服に一番お金を使うのは若者
- 流行りの古着を抑えよう
本章からは、いよいよ具体的なマーケティングの知識も紹介されています。
個人的にかなり重要な内容だと思ったので、顧客理解と商品知識についてそれぞれ解説していきます。
①服に一番お金を使うのは誰?
まずは顧客理解です。
そもそも古着転売では、どんな人に古着を売るのでしょうか?
しーなさんは以下のように言っています。
以下の消費者庁の記事にもある通り、若い世代はファッションや美容にお金をかける割合が高いことが示されています。
年齢が高い層より若者において、「お金を掛けている」との回答の割合が高かったものとしては、「ファッション」や「理美容・身だしなみ」といった自分の外見に対する費用、また、「スポーツ観戦・映画・コンサート鑑賞」といった「コト消費」関連の費用が挙げられます。
出典元:消費者庁
私は好きでマーケティングの本をよく読みますが、どれも顧客はできるだけ具体的にすべしと書かれています。
しーなさんが実践を通じてマーケティングを学んできたということが、確かに本章で伝わってきました。
②流行りの古着を抑えよう
古着を販売するターゲットが明確になったら、次はどんなものを売るのかをはっきりさせる必要があります。
本章では90sブランドの種類や、流行りのデザイン、着こなしについての具体的な知識が紹介されています。
正直、むちゃくちゃ勉強になりました。笑
売れやすいブランド一覧を私なりにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
3章 いよいよ仕入れへ
続いて3章では、具体的に以下の2つの仕入れ先について説明されています。
- リサイクルショップ仕入れ
リサイクルショップ仕入れ
リサイクルショップ仕入れについて、しーなさんは以下のように言っています。
この意見には、私も大いに賛成します。
古着転売初心者の方は、ぜひリサイクルショップ仕入れで古着を選別するスキルを身につけてください。
なぜならリサイクルショップ仕入れは仕入値が安く、選別のスキルが付き、時間を気にしなくていいからです。
実際のところ、始めたての頃は仕入れにかなりの時間がかかります。
実際に私が初心者の頃は、1店舗1時間以上滞在していました。
しかし、実際にその目で古着を選別することで、どんな古着を仕入れたらいいのかが徐々にわかってきます。
4章 販売ページの作り方
続いて4章では、実際にメルカリでどのように販売していくかが詳しく説明されています。
本章では、売れないアカウントの特徴が以下のようにまとめられています。
- 売れる文章が書けていない
- 写真が良くない
①売れる文章が書けていない
メルカリでの割引制度とは、具体的には以下のようなものです。
- フォロー割
- まとめ割
- リピート割
メルカリにはフォロー機能があり、「フォローしてくれたら○○円割引します!」という表記でお客さまの関心事をつくることができます。
また、複数購入で割引にするまとめ割や、リピーターに向けたリピート割など、メルカリ内で使えるテクニックが具体的に紹介されています。
こちらもマーケティングの一環であり、いかにお客さまに”自分事化”させるかという方法を知ることができます。
②写真が良くない
文章の次は商品写真についてです。
メルカリの写真を取る際に気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 古着の基本的な箇所を撮影
- できるだけ明るく撮影
- 可能であれば照明機材を準備
- 汚い部屋などで撮影してはダメ
- なで肩のハンガーを使おう
あなたがメルカリで何かを購入する際も、きっと清潔感のあるきれいな写真の商品を選んでいるでしょう。
テキストも重要ですが、しっかりとビジュアルにも配慮した販売ページをつくりましょう。
5章 古着転売応用編
ついに最終章です。
私が5章で特に重要だと感じたのは、以下の2つです。
- ヤフオクでの古着転売
- 月10万円以上稼ぐ方法
それでは、1つずつ解説していきます。
①ヤフオクでの古着転売
本章で、しーなさんは以下のように言っています。
メルカリとヤフオクを使い分ける理由は、その利用者層の違いにあります。
メルカリは10~20代の若者が中心ですが、ヤフオクは30~40代の男性が主なユーザーです。
30~40代の男性は経済力があるため、趣味に多くのお金を使う人が多いという考えです。
ニッチなジャンルとは、例えば以下のようなものです。
- スポーツチームのユニフォーム
- 車メーカーの衣類(トヨタなど)
- ヴィンテージ物のデニム
- 本革のレザージャケット
上記に限らず、何か自分の得意なジャンルがあれば、その商品を仕入れてヤフオクで販売してみるのもありです。
②月10万円以上稼ぐ方法について
本章でしーなさんは以下のように言っています。
これはつまり、自分1人では時間に限界があるため、他の人に外注するなどして効率化を図るということです。
例えば1着あたり1,000円の利益が出る古着であれば、10万円稼ぐには月100着売る必要があります。
つまり古着100着を仕入れて、サイズを測り、写真を撮り、出品し、売れたら梱包・発送などの作業を全て1人でしなければいけません。
そんな問題を解消するのが、外注化による効率化です。
生活を豊かなものにするために始めたビジネスなのに、さらに時間に追い詰められてしまっては本末転倒です。
古着転売の外注化に興味がある方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
まとめ
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- 古着転売でマーケティングを身に着ける
- 人に話せるくらい勉強する
- まずは誰に売るのかを明確に
- リサイクルショップで仕入れ
- テキストとビジュアルにこだわって販売
- 10万円以上稼ぐには効率化が必須
最初は怪しいと思っていましたが、読んでみたらとてもタメになる良書でした。
古着転売初心者の方には、以下の記事もオススメします。