- 古着転売歴:4年1ヶ月
- 最高月利:32万円
- 平均月利:20万円
- メルカリ(フォロワー):1670
- BASE(フォロワー):1770
- インスタ(フォロワー):1900
※2024年12月現在
- メルカリせどりで開業届は必要?
- 個人事業主がメルカリを利用する時の注意点は?
- せどりの開業届の書き方を教えて!
この記事はこれらのお悩みを解決します!
あなたは「メルカリせどりで開業届は出した方がいい?」と悩んでいませんか?
メルカリで副業もしくは開業する場合、開業届を出すと様々なメリットがあります。
しかし一方で、開業する前に気をつけたほうがいい点もあります。
そこで本記事では開業届の書き方はもちろん、開業届を出すメリットとデメリットについてもわかりやすくご説明します。
この記事を読めば、あなたがメルカリせどりで開業すべきかが簡単にわかります。
目次
開業届の書き方
本記事の内容は動画でも説明しておりますので、文章より動画のほうがいい!という方はぜひご活用ください。
出典元:freee
開業届は、freee開業を使えば誰でも簡単に完全無料で作成できます。
freee開業では、順番に質問に答えるだけで自動で開業届を作成してくれます。
実際に私もfreee開業で開業届を作成しましたが、自動で完成した開業届を税務署に持っていっただけです。
ここでは「メルカリで古着せどりをする」ことを前提に、開業届の書き方の手順を説明します。
古着であること以外は全せどらーさんに共通する内容なので、ぜひアレンジして使ってみてください。
①freee開業にアクセス
まずは以下のリンクから、freee開業を開きます。
>> freee開業
freee開業を開いたら、開業書類を作る(完全無料)をクリック
②会員登録
Googleアカウントをお持ちの方は、すぐにアカウントを作成できます。
お持ちでない方は、一番下の「まだアカウントをお持ちでない方はこちら」よりアカウントを作成します。
③準備フェーズ
ここからは、具体的な質問に回答していきます。
まずは、以下の項目を入力します。
- 申請者情報
- 働く場所
- 仕事の概要
- 屋号
- 収入(所得)の種類
- 従業員・家族の給与
- 確定申告の種類
繰り返しますが、ここでは「メルカリで古着せどりをする」ことを前提とした開業届の書き方を説明します。
ぜひあなたご自身の内容にアレンジしながら、読み進めてください!
- STEP1申請者情報
ご自身のプロフィールを入力
- STEP2働く場所
事業所などを特に構えない場合、自宅で働くを選択
- STEP3仕事の概要
仕事の種類:小売・卸売
仕事の概要:美容・ファッション関連商品のネット・通信販売
- STEP4屋号
屋号付きのビジネス用口座を作ると便利なので、できるだけ屋号は決めておきましょう。
屋号とは、個人の会社名のようなものです。
また、事業開始日から1年前までの経費は『開業費』として計上できるため、考慮した上で事業開始日を決めましょう。
- STEP5収入(所得)の種類
事業所得を選択
- STEP6従業員・家族の給与
個人での副業であれば『今はない』を選択
- STEP7確定申告の種類
青色申告 55万円控除を選択。
後ほど説明しますが、青色申告による節税は開業届を提出する最大のメリットです。
続いて、提出フェーズに入りましょう。
④提出フェーズ
提出には、オンラインとオフラインの2つの方法があります。
ここでは、税務署に持参する方法を例としてご説明します。
- STEP1書類の提出先を選択
既に入力済みの住所に応じて、提出する税務署が自動で検出されます。
- STEP2書類の提出方法を選択
提出方法には、スマホで電子申請、PCで電子申請、税務署で提出、郵送の4種類があります。
ここでは税務署に提出する方法をご紹介します。
- STEP3書類を確認
『書類を確認する』を押せば、PDFファイルにて必要な書類を全てダウンロード、印刷できます。
とても簡単ですね!
- STEP4書類を印刷して準備
書類を印刷したら、すべての書類に印鑑を押して完成!
- STEP5書類を提出
作成した書類一式と本人確認書類を準備したら、あとは提出するだけです!
おつかれさまでした!
⑤始動フェーズ
始動フェーズでは、確定申告の準備のための会計freeeの登録や、事業用口座、おすすめのクレジットカードなどが紹介されています。
取り急ぎ、提出フェーズまで済ませば開業できますので、ぜひ作成してみてください。
>> freee開業で作成
開業は「したほうがいい」
では副業などでメルカリせどりを始める場合、必ずしも開業しなくてはいけないのでしょうか?
結論から言うと、副業や事業などを始める際、開業は「したほうがいい」です。
所得税法第229条には『新たに事業所得を生じる事業を開始したとき、事実があった日から1カ月以内に開業届を提出しなければならない』と書かれています。
以下、国税庁のホームページより参照しました。
[手続名]
個人事業の開業届出・廃業届出等手続[概要]
新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。[手続根拠]
所得税法第229条[手続対象者]
新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方[提出時期]
事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。出典元:国税庁
つまりニュアンスしては上記の通り「開業届の提出は強制では無いが、本当は出さないといけない」という感じです。
開業届を出さずともメルカリせどりはできますが、開業届を出した人にはそれなりのメリットがあります。
開業届を出すメリット・デメリット
では次に、開業届を出すメリットとデメリットを簡単に説明します。
デメリット
先に、開業届を出すデメリットを3つ紹介します。
- 記帳の手間がかかる
- 失業保険がもらえなくなる
- 扶養から外れる
1つずつ、簡単に説明します。
①記帳する必要がある
記帳とは、事業にかかった経費や売上を記録することです。
開業届を出して個人事業主になる場合、必ず記帳の義務が発生します。
しかし、記帳はあなたのビジネスが順調かどうかを把握するための重要な作業です。
個人ビジネス向けに簡単に記帳できる会計ソフトがありますので、興味のある方はぜひ以下の記事も読んでみて下さい。
②失業保険がもらえなくなる
開業届を出す最大のデメリットはこれです。
会社を辞めて失業保険を受給したい人は、開業届を出すと受給できなくなります。
なぜなら失業保険とは「再就職の意思があり、求職活動をしている人が受給するもの」だからです。
③扶養から外れる
あなたがもし配偶者の社会保険の扶養に入っている場合、開業届を出したら扶養から外れることがあります。
扶養から外れる条件については、社会保険によって違うので確認が必要です。
メリット
続いて、開業届を出すメリットをご紹介します。
開業届を出すメリットは、以下の3つです。
- 青色申告ができる
- 屋号で口座開設できる
- 事業用のクレジットカードが作れる
1つずつ、簡単に説明します。
①青色申告ができる
青色申告とは、一言でいうと節税制度です。
青色申告の青色申告特別控除を使えば、副業で稼いだ所得から最大で65万円を控除でき、その分大幅な節税になります。
簡単に言うと、副業で出た利益を65万円の控除で相殺し、その分払う税金を減らせるということです。
確定申告には白色と青色の2種類がありますが、青色申告は開業届を出していないとできません。
②屋号で口座開設できる
屋号とは、いわば個人の会社名みたいなものです。
開業届を出す際に屋号を決めていると、屋号入りの事業用口座を開設できます。
例えば私がしている古着転売であれば、個人事業主もしくは法人としか取引しない卸業者さんもいます。
つまり屋号付きの事業用口座をもつことで、信頼して取引できる相手として見られるということです。
事業用口座については、以下の記事も読んでみて下さい。
③事業用のクレジットカードが作れる
事業用のクレジットカードがあれば、プライベート口座と事業用の口座をしっかり分けて管理できるようになります。
「別に分ける必要無くない?」という方もいらっしゃいますが、どれだけ利益が出たかなど、事業資金を管理できなくなるのはかなり危険です。
なぜならビジネスが順調かどうかを判断するには、お金の流れを正確に管理することが必要不可欠だからです。
事業用の口座とクレジットカードは、ぜひ作ることをオススメします。
本気でやるなら開業しよう
ここまで開業届を出すメリットとデメリットをお伝えしましたが、結局は本気でメルカリせどりに取り組むのであれば早かれ遅かれ開業した方がいいということです。
一方で、あくまで月数万円程度の副業レベルに留めるのであれば、先程ご説明したメリットとデメリットをしっかりと比較してみてください。
フリーランスや副業に関わらず、開業届の提出は一応義務づけられています。
あなたがどれくらい本気でせどりに取り組むかを考えながら、本記事を参考にぜひ開業すべきかを判断してみてください!
まとめ
今回紹介したfreee開業を使えば、質問に答えるだけで誰でも簡単に開業届を作成できます。
本記事の内容をもう一度まとめてみましょう。
- 開業届は出さなくても罰則はないが、後々困るケースがある
- freee開業を使えば、10分で開業届を作成できる
- 作成したら最寄りの税務署に持参か郵送
- 自宅で電子申告も可能
ビジネスに本気で取り組もうと考えている方は、すぐにでも開業届を出すことをオススメします。
なぜなら、青色申告などの節税対策や、業者からの信頼を得られるといったメリットがあるからです。
もちろん、サラリーマンをしながらでも開業届を出すことは可能です。
ビジネスが軌道に乗ってから開業するでは開業のメリットを十分に受けられないため、できるだけ早めに行動を起こしましょう。
あなたがもし本気でメルカリせどりをしたいなら、ぜひ開業届を作成してみてください。
>> freee開業で作成